LINEを上手に使っているなと思った事例(1)

こんにちは。
親子スマイルネットの鵜飼絵美です。
LINEが流行り始めた頃でもある、息子の事例です。

はじめに、小学校から中学にあがるときのお話をさせていただきます。私は地方の出身で、小学校卒業後は、居住地区によって2つの公立中学校にわかれました。受験をするとしても国立の中学しかなかったので、受かった人は誰で、その友達だけみんなと違う中学なんだなと思ったくらいです。

あれから○十年。

 

息子が小学校を卒業したとき、クラスの半分以上がどこの中学校に行ったのかわからなくなりました。多くの子が中学受験をしていたので、受験先も内緒、合格か否かもわからないまま卒業していったのです。

 

事情通のママなら知っていたかもしれませんが、私も息子も疎い?ので、息子が行く公立中学校入学式のときに「○○君、△△ちゃんは一緒の中学だったんだね」「あの子がいないね」と話す状態でした。近所に住んでいるはずなのに、進学先がわからないことってあるんですよね。さすが東京?

 

ところが、息子がLINEを始めたとき、唯一やり取りをしていた男の子(私立中学に進学)が、懐かしくなったのかグループを作りました。グループ名は「○○小学校卒業の仲間」。

 

2カ月ほどでそこに、同窓生の2/3は入ったのです。もっとかな?

 

「みんな何してる?」
「今日は合宿」
「こっちは宿題終わらない」

 

聞くところによると、そんな軽い会話が続いているとか。

 

それが9月頃、ある子が切り出しました。「うちの学校の文化祭見に来ない?」すると、次々に「うちでもあるよ。」「うちもだよ。みんなおいでよ。」となり・・・そう、誰かが言いますよね。「みんなどこの学校行ってるんだよ?!」

 

そこから、僕■■中学、私△△中学と、申告が始まりました。 そうなんだ~、そこ受けてたの?と盛り上がったそうです。 そして、みんなでいろいろな学校の情報を交換し、文化祭に訪れることで旧友との親交を深め、違う学校の雰囲気に触れる。とても楽しい時間を過ごしたようです。

 

公立中学に通う子どもたちには、これから高校受験がありますから、他校見学は良い機会になったと思います。母親としても、知らない同世代の子とネットで知り合って、オフ会のように会うのと違い、つい先日まで小学校で一緒だったお友達のところに出向くので安心でした。

 

このことは本人にもとても良い刺激になったようで、、、勉強をさらに頑張るようになりました。私が子どもの頃は、他校の知り合いなどあちこちにいなかったので、自分の学校の中がすべてでした。息子の環境を思うと、うらやましくさえ思う今の時代です。