メディアやネットの普及で変わった子どもの生活と親の意識格差

20世紀後半から、テレビ、ビデオ、テレビゲーム、パソコン、携帯、スマホなど、電子映像メディアと言われるものが急速に発達しました。

私はその渦中に生まれ、子育てをするようになり、現在在宅で仕事をしていますし、時代の流れを肌身で感じています。

 

メディアやネットの普及でどれだけ子どもの生活が変わったか

この進化は、子どもたちの生活を大きく変えました。

便利になる、当たり前となる反面、これでいいのかなぁと思うこともたくさんあります。

教育現場や家庭でメディアとどう関わるべきか考えねばならなくなりました。多くの大人が、一所懸命その課題に取り組んでいます。

しかしながら、この変化に当の大人がびっくりしているところ。特に家庭の中で、子どもにどう教育していくか、親自身が分からずに、また知る機会もないほど急速に当たり前化し、日々が過ぎてるような気がします。

 

メディア利用の差

このような多種多様なメディアが普及した生活の中で、「子どもにはテレビを見ない」または「テレビを持たない」家庭も少なからずあります。子どもに対するテレビの悪影響や、学習時間の確保といった理由からです。

逆に、自分からテレビを見たいと言わない乳幼児期から、テレビ番組やビデオ、動画を赤ちゃんに見せる親もいます。家庭の中だけでなく、ベビーカーの上に乗せてスマホを与えて移動する姿も珍しくはありません。幼児教育のアプリも、選べないほど存在するようになりました。

これらの状況を見聞きするたび、子どもにとってどっちがいいのかなと常に思い巡らせてしまいます。

今もまだ、子どもにとってベストな環境は何かを、親も模索している状況ではないでしょうか。

子どもにメディアを使わせる、見せることの良い点と悪い点

例えば、先ほど挙げた例で、テレビを見せないご家庭の場合。

子ども自身が「今は見ない!」と決めて、勉強に集中しているならまだしも、親の意向で機会を奪われているとしたらどんな悪いことが起きるでしょう。

  • 学校で友達との話に入っていけない
  • 学校でおこうなう行事(流行の曲やネタを利用)についていけない
  • 見たいのに見せてもらえずストレスが溜まり、よくない手段で発散をする
  • 親の目が届かないところ(友達の家など)でのめり込む

実はこれ、私が見聞きした実際の内容です。そして、子どものこれらの行動を、ママたちは見て感じとっています。

そしてちらほら聞こえたのは、「テレビくらい時間を決めて見せてあげればいいのに」という意見。でもこれ、子育てママの本音だと思います。

乳幼児期からメディアを与えている親御さんについて

2つ目の例である、乳幼児期からメディアを与えている親御さんについて。

どんな状況であろうと、与える理由は「静かにしてくれるから」ではないでしょうか。人に迷惑をかけないようにであるとか、子育ての疲労が限界に達してとか、きょうだい同時に見てあげられなかったとか、きっかけはいろいろあるでしょう。

親も大変なのです。そこで、救世主のように見え、いつの間にか頼ってしまっているのがメデイアなんですよね。

この場合も、たまにであったら問題はないのかもしれません。これが毎度のことだったら。赤ちゃん期から幼児期に至るまで、人工光線と機械音を浴びせ続けることが何の影響も与えないとは考えにくいです。

コミュニケーションの観点からも、大きくマイナスです。常々感じているのは、こちらが話しかけても目を見て話さない子が多くなったなということです。見たいもの、画面から目を離さないのです。

先日も公園や自宅の玄関周辺でゲームをやっている子どもたちに、「こんにちは〜学校終わったんだね〜」と話しかけました。ゲームをやっている子も、それを覗いてている子も、「こんにちは〜」と挨拶してくれましたが、こちらをほどんど見てくれませんでした(涙)。

これを「夢中」の一言で済ませていいのかなと思いました。

なぜならきっと、ご家庭でもこんなやりとりがあり、お母さんは「ちょっと聞いてるの?」「宿題はやったの?」「もうゲーム(テレビ・動画)はやめなさい」という、目を合わせないやりとりが頻発しているんだろうなと想像がつくからです。

 

嘘をついてまでメディアにのめり込むようになる?!

例に出した2つのどちらにしても、私が一番嫌だなぁと感じているのは「嘘をつくようになる」ということです。嘘は子どもなら誰でもつくようになりますが、その時期が早いのです。

遊びに行ったご自宅でのことです。目の前で4歳の男の子が、お父さんに「もうゲームやめろよ〜」と声をかけられた時、「うん、もうやってないよ〜」とトイレに逃げ込んでそのまま続けていた時はがっくりしました。

そんな光景って当たり前ですか?

当たり前になってしまうのは、子どものせいですか?

私は、私たち親のあり方の結果だと思っています。

このような子どもの姿を見るたびに、私たち親がどのように与え、どう使い方を教えるか、問われている気がします。

でも、このことに気付けないのも、また親のいたらぬところなのです。だって、親だって進化普及の真っ只中で体験途中なのですから。

 

メディアを与えないという選択は、いつまで効果がある?

携帯やスマホを与えない、あらゆるメディアから子どもを遠ざけるという手段をとるご家庭が多くあります。しかしながらこの時代の進め方を考えると、「与えない」という選択はいつまで効果的なのだろうと考えることがあります。

私個人的見解としては、

  • 小さい頃から話し合うようにする
  • 与える前に利用をイメージした話し合いをする
  • 使用時には常に使用方法や利用時間について話をする

ここにあげたことだけではなく、要は新しいツールに関して、親子でのコミュニケーションが必須ではないかと思っています。

絶対与えない、もしくは与えたまま。

その両極端な姿勢だと、子どもは成長できないのではないかなと。

そう考えると、親のポリシーというのは大事になってきますよね。親にとっても、初めての世界(経験)なのに、子どもに伝えなければなりません。だからこそ、親は勉強しなければならないのです。

 

アンテナを張りましょう!

メディアに振り回されそうになる情報化社会の中で、たくさんのメディア機器に冷静に向き合う力を、大人も子どもも培っていかなければなりません。

子どもたちの心と体の発達これが1番大事です。

その点を阻害せず、新しい便利な時代であるメリット享受できるような生活を心がけたいですね。